大阪・住吉区にある大阪公立大学杉本キャンパスで、2024年5月2日、工学研究科の
教員が研究室にある薬品の保管庫を調べたところ、
毒性の強い①シアン化カリウム、いわゆる青酸カリ25グラムと
②シアン化ナトリウム25グラムをそれぞれ入れた瓶あわせて2本が
なくなっているのがわかりました!
紛失した薬品は少なくとも大人160人分の致死量にあたるとのことで、
今回は、劇薬流出の研究室について、徹底サーチしましたので最後までご覧ください!
大阪公立大学で一体何がおこった?
大阪公立大学によると、以下のことがわかっています。
毒性の強い▼シアン化カリウム、いわゆる青酸カリ25グラムと▼シアン化ナトリウム
25グラムをそれぞれ入れた瓶あわせて2本がなくなっているのがわかった。
・紛失した薬品は少なくとも大人160人分の致死量にあたり、いずれも実験に使う目的で
購入されたものの、この10年ほどは使用された記録がなく、去年6月に点検したときには
保管庫にあった
大阪公立大学
<杉本キャンパス>
所在地:〒558-8585 大阪府大阪市住吉区杉本3丁目3番138号
事件が起こったのは杉本キャンパスになります!
杉本キャンパスには以下の学部があり、大阪公立大学では最大級のキャンパスになります!
大阪公立大学(杉本キャンパス)にある学部・学科・コース一覧
文学部(定員数:160人)
法学部(定員数:180人)
経済学部(定員数:295人)
商学部(定員数:270人)
理学部(定員数:299人)
工学部(定員数:741人)
航空宇宙工学科(定員数:38人)、海洋システム工学科(定員数:33人)
機械工学科(定員数:128人)、建築学科(定員数:34人)、都市学科(定員数:50人)
電子物理工学科(定員数:108人)、情報工学科(定員数:77人)、
電気電子システム工学科(定員数:65人)、応用化学科(定員数:70人)、
化学工学科(定員数:38人)、マテリアル工学科(定員数:43人)、
化学バイオ工学科(定員数:57人)
生活科学部(定員数:153人)
研究室のある建物には日中であれば外部の人も出入り可能ですが、
薬品の保管庫には鍵がかけられていて、所属する教員と学生しか開けられないとのこと。
大阪公立大学は薬品が盗まれたり誤って廃棄されたりした可能性もあるとして、
5月17日、警察に相談することにしています。
研究室の教員が薬品の紛失に気づいてから大学の担当部署に報告されるまで10日余りかかった
とのことで、会見をした櫻木弘之副学長は、
紛失に気づいたあとすぐ報告すべきだったが大型連休の影響もあり対応が遅れてしまった。
今後、警察などと連携して調査を進めたい
と話しています。
とくに大阪公立大学の周辺住民からすれば、もっと早く報告してほしかった
といった気持ちに違いありません。
大阪公立大学には一刻も早い流出薬品の回収と国民の信頼回復に努めていただきたいですね。
【特定?】大阪公立大学で青酸カリを流出の研究室はどこ?
今回の事件が起こったのは、工学研究科(工学部の大学院)になります。
大阪公立大学杉本キャンパスの工学系の研究科一覧は以下になります。
・①航空宇宙工学分野 ・②海洋システム工学分野 ・③機械工学分野
・④建築学分野 ・⑤都市学分野 ・⑥電子物理工学分野
・⑦電気電子システム工学分野 ・⑧応用化学分野
・⑨化学工学分野 ・⑩マテリアル工学分野
・⑪化学バイオ工学分野 ・⑫量子放射線工学分野
劇薬の流出が起こったとすれば以上の12の研究科であり、青酸カリのような劇薬を
扱うには、毒物劇物取扱責任者の資格が必要であり、化学系の学部・大学院を卒業している
必要があります。
そのため、上記の研究科の中ですと化学系の⑧応用化学分野、⑨化学工学分野、
⑩マテリアル工学分野、⑪化学バイオ工学分野の4つが考えられるの
ではないのでしょうか?
しかしながら、上記4つの研究科だけでも研究室が70個ほどあり、劇薬流出の
研究室を特定するのはかなり難しいです。
世間の反応は?
世間からは管理体制の杜撰さを非難・指摘する声が多くなっています。
このレベルの薬品は使用するたびに使用量、残量を記録するのが普通。
Yahoo! コメントより引用
うっかり廃棄なんて、まずあり得ない。
盗難の可能性をあっさり否定してるけど、盗難よりも紛失の方が
管理者の責任は重いと思う。
紛失に気づきながら、警察への届出が遅れたことは危機管理意識が
Yahoo! コメントより引用
欠如しているとしか言えない。これは、当該研究室の責任者である教授への
処分が必要ですね。 しかし、そんな劇物が入った保管庫の鍵を学生にも
渡しているのは如何なものかな?
青酸カリが、ドローンや空飛ぶクルマで、空から散布されない事を願います
Yahoo! コメントより引用
世間からは厳しい声が多くなっていますが、一刻も早い劇薬の発見を祈るばかりですね。
以上最後までご覧いただきましてありがとうございました!